初心(しょしん)は本證(ほんしょう)の全体なり
—青森刑務所のカラオケ大会から気づいたこと—

和尚さんのさわやか説法247 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  「和尚さん!!この頃、何だかお経の唱え方が変わってきたよ!!」  ある壇家さんの訴えに、私はギクッとした。「えっ?どんなふうにですか?」 「それで、私の御経はほんつけない御


お盆の「お供え」ってなぁに? —八戸地方の盆棚供物—

和尚さんのさわやか説法246 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  今年は「やませ」の影響で、涼しいというより、寒く感じる夏(7月)であったが、遅い梅雨が明け、お盆の時節ともなると、やはり暑くて熱い。  というのも、私自身、和尚としては、「


「いただきます」と「ごちそうさま」の心 パートⅤ =禅宗の食事偈文から=

和尚さんのさわやか説法245 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  これまで「いただきますの心」を4回にわたり連載してきたが、今月号は、「ごちそうさまの心」と、その意味について紐解いてみたい。  それも、禅宗での食事作法と、その時に唱える「


「いただきます」と「ごちそうさま」の心 パートⅣ =禅宗の食事作法から=

和尚さんのさわやか説法244 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  先月号の「さわやか説法」はお休みをしたので、3月号からの続きを、更にまた展開します。  禅門流での食事作法は、その実際に食べる行法と、「いただく」前後の偈文のお唱えの両者か


「いただきます」と「ごちそうさま」の心 パートⅢ =禅宗の食事作法から=

和尚さんのさわやか説法243 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  今、私の弟子が大本山で修行に励んでいる。  その大本山とは、曹洞宗は横浜市の鶴見ヶ丘にある「大本山總持寺」である。  近年、とみに有名になったのは、往年の青年スター「石原裕