くもの糸 パート4—悪たれ川流之介的「くもの糸」のその後—

和尚さんのさわやか説法167 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  私は、ここ3ヶ月に渡り、「悪たれ川 流之介」となり、かの有名な芥川の「くもの糸」のその後(ご)を脚色し、自説を展開してきた。  今月号のパート4で最終章とするが、最も言いた


「くもの糸」パート2

和尚さんのさわやか説法165 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  先月号の「さわやか説法」で、私は芥川龍之介の「くもの糸」の朗読を聞いて、子供時代に読んだそれと、大人になり、あるいは和尚としての現在とでは、その印象の受け取り方が違っている


看病 看護とは? パート1 — 津軽の看護師さん気質編 —

和尚さんのさわやか説法160 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  今月号の「さわやか説法」は、ある病院のベットの上で書いている。  実は、ここに至るまでには三日間の私にとっての「痛みと苦悶」のドラマがあったのだ。  今から思えば、それは先