和尚さんのさわやか説法301
曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延

 皆さん!!ビックリ!!
—なんと—
 かの有名な、日本国民みんなが知っている。
「京都 清水寺」の貫主様が御来八され、小中野は、「常現寺」で、「漢字一文字」を御揮毫された上で、御法話をして下さるというのである。
 今月号の「さわやか説法」はHP冒頭に掲載しているポスターの詳細を読者の皆様に知ってもらいたく語ることにする。
 先月300号でお約束した「なぜ?さわやか説法とタイトルを名付けたか?」は次号にて、お話ししますので、どうぞお許し下さいませ。
—さて—
 清水寺貫主様のことに話を戻そう。
 今や、年末の日本の風物詩でもあり、一年間の出来事を「今年の漢字」として表わし、それを貫主様が大筆にたっぷりと墨をつけ、堂々と大書きされるあの御姿を、皆さんもTVで見たことがあろう。

—そもそも—
 「今年の漢字」とは、公益財団法人「日本漢字能力検定協会」が、その年をイメージする漢字一字を公募し、その中で最も応募数の多かった漢字一文字をその年の世相を表わす漢字として公表する「漢字」のことであり、平成7年から始まった。
 それは、12月12日を「いい字、一字」との語呂合わせでその日を「漢字の日」として制定し、当日午後に、あの京都清水寺の檜舞台にて貫主様が御揮毫されるのであった。

 その貫主様こそ「森清範」猊下であられ、八戸市の市制施行90周年記念に併せて御来八され、その記念の御一筆をしたためられる。
 その漢字一文字は、どんな「一文字」なのであろうか。
 どんな「漢字」を、どんな「感じ」で御揮毫されるのであろうか?興味津々である。
(※恐れ多くも、貫主様にダジャレしてしまいました💧💧💧)

 その「漢字一文字」を来る7月9日。市制施行90周年に因んで、「9日の午前10時」の「90」として、小中野は「常現寺」の本堂で御揮毫されるのである。
 どうぞ読者の皆様、その御姿と御一筆を見たいと思いませんか?
—更には—
 貫主様の御揮毫に引き続いて、私達に「御法話」をして下さるとのことである。
 冒頭のポスターに紹介されているような温かい眼(まなざし)で、その御人柄と御人徳にて「御仏の世界」へ誘う有難くも尊いお話しを、私達も聞くことが出来るのである。
 もちろん、御一筆揮毫の拝見も御法話聴講も、無料一般開放である。どうぞ皆様、常現寺においで下さいませ。但し先着500名までですよ!!

 「京都の清水寺」の名は、言わずとも誰もが知っている日本を代表する名刹中の名刹である。
 私自身、初めて訪れたのは高校生の修学旅行であった。
 皆様におかれても、修学旅行に、あるいは個人や団体の古都散策旅行では訪れたことがあるのではないでしょうか。
 清水寺は、山号を「音羽山」と云い、開創は778年であり、令和の現代からは1200年以上前のことである。
 清水寺の起源は、奈良で修行を積んだ僧・賢心(けんしん)が夢に白衣の老翁が現われ「北へ清泉を求めて行け!!」とのお告げがあったことが始まりであるという。
 僧・賢心(けんしん)は霊夢に従って北上し、やがて京都は音羽山にて「清らかな水」が湧出する瀧を見つけるのであった。「清水寺」とは、その清い水が湧く寺とのことから「きよみずでら」と呼称されるのである。

—なんと—
 賢心は、その瀧のほとりで草庵をむすび修行する老仙人「行叡居士(ぎょうえいこじ)」と出会うのである。
 その行叡居士(ぎょうえいこじ)」とは賢心に観音力を込めた霊木(れいぼく)を授け、
「私は、あなたの来るのを待ち続けていた」「どうか、この霊木で千手観音を刻し、この聖地を守ってもらいたい」と言い残して姿を消したという。
 まさに、夢に現われた白衣の老翁とは、かの行叡居士だったのだ。
 賢心は「行叡居士は観音様の化身だ」と悟り、一心に霊木を彫刻し、観音菩薩の聖地として守り続けたという。
 その聖地に湧出する清泉こそ「音羽の滝」として呼ばれ、現代では三筋の「樋(とい)」から流れており、私も修学旅行の時、柄杓に汲んで飲んだ記憶がある。
 皆さんも、清水寺を訪れた時、飲みませんでしたか?

—ということで—
 今般、常現寺に御来訪される京都・清水寺貫主 森 清範猊下の一筆揮毫並びに法話会と「漢字一文字展」の詳細を御案内申し上げたい。
—日時は—
 本年7月9日10時。
題して「令和初の御一筆!!」
 場所 常現寺本堂

猊下は、ことのほか平成23年3月11日の東日本大震災に対しての思いが深く、今回の企画をする実行委員会の名称は、「八戸 海の絆 祈るこころ 生きる力 実行委員会」という。
 そして、その目的は東日本大震災の記憶を風化させることなく、東北の力・東北の復興をハード面だけではなく、人と人との結びつきである「絆」によって美しい自然や文化、風土を後世に伝え、自然とともに生きながら力強く復興するという考え方を発信、広めていくこと。とする。
—そこで—
 10時に貫主猊下は大導師として寺院参列のもとに「東日本大震災被災物故者追悼法要」並びに「復興祈願法要」を修行される。
 その後「八戸市に因んだ漢字の御一筆」
 そして引き続き猊下からの「講話会」として御法話の拝聴。
となり、開場は9時、先着500名である。

「今年の漢字 一文字展」
場所 市庁前「南部会館大広間」
期間・・・7月9日〜21日(但し、9日は13時開館〜16時まで)
10日〜21日の期間は、10時〜16時まで
入館チケット 500円

(特典・購入者のチケット一枚で期間中何回でもご利用可能!!)
 中学生以下・・・無料
 本企画の「今年の漢字一文字展」は平成7年の第一回目作品「震」(阪神大震災の年)から昨年、平成31年の「災」までの全作品24点の掛軸が一挙公開展示されることになる。
 然も、平成23年の東日本大震災の年の漢字「絆」は、御真筆が展示される。(青森県初)

清水寺の清泉「音羽の霊水」のお茶席
場所 南部会館
期間 7月9日(火)13時〜16時と、7月10日(水)10時〜16時

 これは前述した清水寺の霊水を八戸に運びその霊水で湯を沸かし皆様に「抹茶」を提供するものである。
(※このお茶を飲むことで御利益があるかもしれませんぞ……。)
入館チケット購入者のみで、お茶代…無料。
 但し、1000人分限定。霊水が無くなり次第で終了とする。

オープンセレモニー
 貫主様御臨席のもとにテープカット。
日時 7月9日14時半
場所 南部会館

 以上の如く、今般の清水寺貫主 森清範猊下の御来八の詳細を皆様に御案内させていただく次第である。
 どうぞ皆様には御多忙とは存じますが、どうぞ、おいで下さいませ。
 特に南部会館での「漢字一文字展」は、めったに御覧になる機会は無いと思います。
 どうぞ、たくさんの方々の御来場をお待ち申し上げます。 

合掌

※参考
 清水寺の物語を紐解く「清水寺の歴史」