悪たれ川流之介版「くもの糸」のその後のその後 パートⅡ

和尚さんのさわやか説法220 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  カンダタは、「何だか無性に、皆なの為にしたくなった」「苦しんでいる皆なを見ていて、そのままにしてはおけない」との心になっていた。  それは、自分もいろいろな苦しみを体験し分


芝居版「創作 ぼくざん物語」パート20
第5幕 エピローグ(最終回) 金英和尚 初心に帰るⅡ

和尚さんのさわやか説法218 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  「金英和尚。ただ今故郷南部から帰山致しましたぁー」  江戸は牛込「鳳林寺」の山門の前に立つと、渾身の力をふりしぼるかのようにして叫んだ。  道中の疲れもみせずいや、かえって


芝居版「創作 ぼくざん物語」パート19
第5幕 エピローグ 金英和尚 初心に帰るⅠ

和尚さんのさわやか説法217 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  そろそろ、芝居版「ぼくざん物語」もエピローグであります。  金英和尚こと万吉(後の西有穆山)は、母から厳しい鉄槌を受け素直に自己の初心に立ち返ることができた。  万吉は知っ


芝居版「創作 ぼくざん物語」パート18
第4幕 金英和尚 故郷へ帰るパートⅥ

和尚さんのさわやか説法216 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  母は我が子を救う為には、自分は「地獄」に墮してまでもと思うのだろう!!  八戸の偉人、近代の名僧と称讃される西有穆山禅師を「穆山」たらしめたのは、この「母の心」「なをの心」


芝居版「創作 ぼくざん物語」パート17
第4幕 金英和尚 故郷へ帰るパートⅤ

和尚さんのさわやか説法215 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  新年 明けまして おめでとうございます。 皆様にとりまして この寅年が よき年であり福寿無量なる年であることを祈念しております。  お正月早々、「お屠蘇」を飲み過ぎ、「大虎