「いただきます」と「ごちそうさま」の心 パートⅤ =禅宗の食事偈文から=

和尚さんのさわやか説法245 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  これまで「いただきますの心」を4回にわたり連載してきたが、今月号は、「ごちそうさまの心」と、その意味について紐解いてみたい。  それも、禅宗での食事作法と、その時に唱える「


「いただきます」と「ごちそうさま」の心 パートⅣ =禅宗の食事作法から=

和尚さんのさわやか説法244 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  先月号の「さわやか説法」はお休みをしたので、3月号からの続きを、更にまた展開します。  禅門流での食事作法は、その実際に食べる行法と、「いただく」前後の偈文のお唱えの両者か


「いただきます」と「ごちそうさま」の心 パートⅢ =禅宗の食事作法から=

和尚さんのさわやか説法243 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  今、私の弟子が大本山で修行に励んでいる。  その大本山とは、曹洞宗は横浜市の鶴見ヶ丘にある「大本山總持寺」である。  近年、とみに有名になったのは、往年の青年スター「石原裕


=ジョブズの名言を謎解く=「名匠は 飾り棚(キャビネット)の裏に…」

和尚さんのさわやか説法237 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延 「ここをタッチするとお家(うち)へ戻れますよ!!」 「何かあったり、ミスしたら、ホームへ戻ればいいのです!!」  私は、この「お家(うち)」とか「ホーム」の意味が、からっきし


=謎解きは説法の中で=「春眠暁を覚えず」を仏教的解釈すれば?

和尚さんのさわやか説法235 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延  風、薫る季節である。その春の風が心地よくことさらにのどかで、のんびりとさせられてしまう。 —そこで—  春の代表的な情景を表わす漢詩と言えば…。  そう!!「春眠 暁を覚え


=自主防災= 自助(じじょ)共助(きょうじょ)そして近助(きんじょ)

和尚さんのさわやか説法234 曹洞宗布教師 常現寺住職 高山元延   昨年の「あの日」から1年が過ぎた。  忘れようにも忘れられない「あの時」であり、「あの日」であった。  私は、「あの時」には、お寺の境内に面する縁側廊下に居て、本堂入口に